Mt.富士ヒルクライム2009結果

本日開催されました「Mt.富士ヒルクライム2009」、予定どおり行ってきました。

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↑走りながら撮った唯一の写真。むずい・・・。

結果は・・・・。

無事完走!

・・・って、ただ完走だけかよ!って気もしますが、先々週の脚の故障が完治していないのため完走も危ぶまれていたことを考えると、この結果には満足です。タイムこそ1時間48分という目標には遠く及ばない結果でしたが、数日前まで棄権するかどうか悩んでいた状況から考えると上出来ではないでしょうか。ちなみに同行したY山君にも負けてしまいました。

というわけで以下詳細。

会場には前日入りが義務付けられているのですが、開会式的なイベントはあえてパスして遅めの出発としました。おかげで雨にはふられず、快適な輪行(バス)で現地に向かいました。

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↑到着した時にはなにやら有名か無名かよくわからないアイドルっぽい人が歌っていたりとステージでイベントが進行中。

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↑自転車メーカーなどのブースがたくさん。雨は止んだものの天候はすぐれない。

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↑盛況のヒルクライム教室。

明るいうちにひとっ走りしたかったので、受付をすませてさっさとホテルにチェックイン。荷物を置いてからホテル会場間を練習のため走行。ここは5%程度の傾斜があるため本番に近い練習ができた。

国道を走っていると、交通規制情報の電光掲示板に「明日、富士スバルライン、自転車レースのため全面通行止め」と大きく出ている。こうやって案内が出ているのを見ると「自分たちのために通行止めにしているんだなぁ」となんとなく緊張する。あと、近くの定食屋で食事していると、隣に座っていたおばさんが、
「あんたたち、明日出るの?」と声をかけてきた。このあたり(富士吉田)の人たちにはかなり有名なイベントらしい。

前日の夜はいつもの10倍くらい念入りにマッサージ。右足の痛みがいつ再発するかもわからないし、左足と腰は今でも痛む。この時点でも「明日は走れるんだろうか」という不安が消えなかった。21時には寝る予定だったが結局寝付いたのは0時くらいかな。

で、当日。

4時15分起床。前々日から5時置きを慣行していたのでこれはなんとか大丈夫だった。軽く朝食を摂ってからマッサージとストレッチ。ストレッチは強くすると痛むので控えめに。うーんやはり「当日朝になったら突然痛みが消えていた」というラッキーな状態にはならないか。

会場には5時40分ごろ到着。

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↑ご覧のとおりの快晴。当初の天気予報が「雨」だったこともあり、これには参加者(5000人)みんなが大喜び。

5号目行き預け荷物と手荷物をそれぞれ預けて、まだ40分ほど時間があるので近辺を走ってウォーミングアップ。脚にも腰にもそんなに痛みはなく、力は出ないけど気をつければ走り続けるのは可能そうだ、という感触はここで得ることができた。

同じ道を3往復ほどすると、出発時刻が近づいたので会場に戻る。ステージでは鶴見辰吾(字合ってる?)さんとか片山右京さんとかシャランキューのなんとかさんとかいろいろと登場していました。そしていよいよスタートの時刻。

で、ここからは当然写真なし。

7時に第1グループがスタートし、5分置きに集団で約500人ずつスタート。7時25分に自分のグループ(第6)がスタート。最初はパレード走行でみんなまったり走る。というか混雑しすぎてまともに走れない。

まわりを見渡してみるとチームジャージを来た慣れていそうな人がいたので、その人の後ろをついていってペースを維持しよう、と思っていたらその人はスタートから間もない地点でパンク。「パンッ!」という音にまわりの人たちの視線があつまる。まだ1kmも走ってないんですけど・・・という同情の目に見送られて彼は後方に消えていく。

1kmほど走ると、やはり本調子には程遠く、今日はまだタイムどうこうではなく完走を目指すことに集中すべきだというのがわかってくる。なにしろ脚が重い。回転がダルい。10km地点を過ぎると気がついたらまわりは一つ前の第5グループの人が多くなってきた。ということは第6グループの中では前の方にいるのかもしれない。

走っていると風張峠(檜原街道側)とは全然違うなと感じた。スバルラインの傾斜はそんなにきついわけでもないけどひたすら続く。檜原街道のように時々下りがあったりしない。どっちがキツいかはなんとも言えないけど、なれてないという意味ではこっちの方が辛いかも。

10メートルほど先で突然の落車。1人巻き込まれる。脚がつったのかふらついたのかわからないがその場の空気が一瞬固まる。しばらく走ると中央分離帯に実行委員の人が2人立っていてなにやらやっている。よく見ると倒れている人が一人。ヒルクライムは自転車レースの中では安全な方だがそれでも気をつけないといろんなトラブルがあるんだな。あとパンクやチェーントラブルで止まっている人も結構いる。

無心で走っているとなんとか4合目。「ここからがキツい」というもっぱらのうわさどおり最後の最後で勾配が上がる。8%程度だというがGARMINの示す値は11%。どっちが本当なんだろう? この辺はもうほとんど覚えていない。途中で太鼓を叩いている人がいてそこだけ元気がでたがあれがどの辺だったのかもよく覚えていない。ただひたすら、右の腸脛靭帯と左のハムストリングにできるだけ負担をかけないように走る方法(そんなのあるのか?)を模索しつつ登っていくだけだ。

ゴールの2km手前からはしばらく平坦区間があるが、ここでもそんなにスピードを出すことはできず、よってゴール前の最後の上りもグイグイとは上がることができず、ダラダラと走ってゴール。

休憩所にたどり着く前に、通路にチャリを止めて休憩。ドリンクを飲み干す。しばらくぼーとする。脚も腰も大丈夫なようだ。医者には「一生走れなくなったらどうするんだ。やめときなさい」と脅されたが、そのお医者さんはチャリにはとくに詳しいわけではないようだったのでその通りにはしなかった。実際普段一番つらい坐骨神経の痛みは、チャリに乗っている時は辛くない。座っている時が一番辛く、その次に階段を降りるのが辛い、その次は歩くとき、その次は立っているとき。チャリに乗っているときは寝ているときと同じく姿勢としては特に辛さは感じない。そういえば寝ているときの「くの字」の姿勢と自転車を漕いでいるときの姿勢はそっくりじゃないか。そうだ。力加減にさえ注意すれば自転車はきっと腰にはいいのだ・・・とかなんとか考えているうちにぞろぞろと後続の人たちがゴールしてくるのでそろそろ移動しよう、と荷物を受け取りに移動する。

(ちなみに前日の「自転車は腰にいいはず」は明確な理論じゃありません。一回だけの経験を元に適当に言っているだけです。なにしろこれまで腰痛経験は一度もないし、今回のだっていわゆる腰痛持ちからするとどうってことないレベルの一時的なものだと思われるので、「ほんとの腰痛ならチャリなんか乗れないよ」って意見もあるかもしれません)

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↑めずらしく本人登場

「帰りはずっと下りだが先導車がいるため速度が出せない」という情報を聞いていたのですが、45km程度は出すことができてわりと快適に降りることができました。ただ、降りれば降りるほどに「こんなに登ってきたのかー」という驚きを感じました。登るときよりも降りるときのほうが高さを感じます。あと、降りていくにつれ気圧の関係で耳がおかしくなり、ときおりキーンとなってきます。自転車でも急激に降りるとこういうことになるんですね。

会場に戻ると表彰式が始まりました。
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↑右から男子総合優勝の村山さん、有名な自転車乗りで本も書いてる司会のなんとかさん、女子総合優勝と女子山岳賞と女子山岳スプリット賞と(あと何かあったかな?)女子の部総なめの金子さん、そして司会のなんとかさん。
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↑参加者特典の吉田うどん

ステージではまだなんかやっていましたが、バスの時間が近づいて来たので退散。

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まー、なんというか、無事完走できて良かったというか、来年の楽しみができたというか、消化不良な感じではありますがひとまずこの春唐突に始まったヒルクライムへの挑戦はひとまず終了です。勝負は来年に持ち越し。待っとけよ、富士山。

で、今後ですが、梅雨に入るし梅雨明けたら猛暑だろうしということでチャリはしばらくお休みになるでしょう。といいながら消化不良なので天気が良ければ走るんだろうな。

カテゴリ: チャリ走行日誌 日付:
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7 thoughts on “Mt.富士ヒルクライム2009結果

  1. コズエ

    完走おめでとう!!
    ケガはやくよくなるといいね。
    わたしも何かレースに出たくなってきたよー。

    返信
  2. わきもと

    >senda
    おう。抽選なのがアレだけど来年も出るつもり。
    >コズエ
    東京マラソン?
    >バード
    セーブしたせいもあるかもしれないけど今回は腸脛靭帯は何ともなかったよ。

    返信
  3. ☆youtube最新動画ニュース☆

    富士ヒルクライム

    Mt.富士ヒルクライムを楽しむには?Mt.富士ヒルクライムでは、第3スタート~第8スタートは、 自己申告タイムでグループ分けをされています。 第1スタート 7:00 男女アスリートクラス(1時間15分以内) 第2スタート 7:03 女子第3スタート 7:10 男子?(1時間15分~??…

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