マイクロソフトのNPO支援

昨日、マイクロソフトの主催する「NPO Day 2006」というイベントに行ってきました。日本での開催は初で、趣旨は「マイクロソフトのNPO支援活動を知ってもらうこと」のようです。NPO関係者にしかアナウンスされていないあまり公じゃないイベントでしたが、マイクロソフトとしてはかなり本気のようで、ビル・ゲイツも直々に壇上に上がるほどの熱の入れようでした。

気になるNPO支援の内容ですが、大きなポイントは二つで、一つは日本のNPOに対し毎年1プロジェクトへ助成金を出すというもので、これまでの活動報告なども行われました。もう一つはこれから始まるあらたな支援で、NPO向けのツールやテンプレートを無償で提供する、というものです。このツールというのがどのようなものなのか(ソフトウェアなのかサイトなのか、など)はよくわかりませんでしたが、試作段階のものをこれから公開し徐々に完成させていくようです。マイクロソフトの説明ではこの2つに「IT教育」と「NPO Dayの継続」を合わせて4本柱としたNPO支援活動を行い、これをNPO-Jと呼ぶとのことです。

支援といいつつマイクロソフト製品を広める広報活動の一環じゃないか? という疑念に対しては「そうともとれるけどそんなにあからさまでもない」という印象を受けました。とくにマイクロソフト社員のスピーチの中にはマイクロソフト製品のすばらしさを説く内容はあまりなく、あくまで「ITを活用すること」の意義を語ることに徹していました。あまりにも自社製品名が控えられていたので、疑念を抱かせないために相当神経を使っていたのではないかと想像してしまいました。

いずれにしても僕としては助成金には興味ないし、有効活用できるツールが提供されるとも思えないのでマイクロソフトのNPO支援のお世話になることはないでしょう。しばらくはこのNPO-Jが日本のNPO発展にとってどういう意味を持つのかを静観する、というスタンスに立ちたいと思います。ただしNPOに限らず社会的に「マイクロソフト製品をスタンダードとする」現在の状況に対しては「オープンでない」という観点から異議を唱えていくつもりです。

カテゴリ: IT系, 社会/政治/文化/哲学 日付:

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