デュアルブートの方法については時代とともにトレンドが変化しています。昔はLILOが主流でした。前回起動したOSがデフォルトで起動するという仕様はかなり使い勝手が良かった記憶があります。その後長らくGRUBが主流となっていましたが、最近はNTLDRを使うのが流行っているようです。
これはおそらくノートPCでデュアルブートをする人が増えてきて、MBRに傷をつけるとリカバリできなくなるなどの問題に直面した結果ではないかと推測しています。
今回は当初の計画ではKNOPPIXのqtpartedでパーティション分割、GRUBでブートという慣れた手順でいこうと思っていたのですが、新しい技術も使ってみたいな~、ということでパーティション分割はVista標準の「ボリュームの圧縮」(なんちゅう名称なんだ・・・)で行い、NTLDRでブートという方法で行きたいと思います。NTLDRを使うとVistaを「アンインストールできない(by 吉川教授)」んですが、多分しないのでよしとしましょう。いや、前のノートPCはプリインストールのXPをアンインストールしてSuSEとWindows 2000のデュアルブートで使っていたんで、可能性はあるんですけどね。WWANがLinuxで動くかどうか次第かな。
wubiを使えば簡単なんだろうけど、それは技術者としてはちょっと禁じ手っぽいので却下。今Vista上でデフラグかけているので、これが終わったらパーティション分割を行います。
ページファイルを「なし」、システムの復元を「無効」にし、Vistaの「ボリュームの圧縮」を実行すると、230GB中最大180GBを「圧縮する領域のサイズ」に指定できるようです。用語がわかりにくいですが、言い換えるなら50GBをVistaのシステム(C:)で使用し、180GBを未割り当て領域にすることができる、という意味です。今回は100GBをVistaで使用し、130GBを未割り当て領域にすることにしました。
次回はUbuntuのインストールです。