映画/アニメなど」カテゴリーアーカイブ

1stガンダム世代の俺が00劇場版を肯定する日記

さっき見てきました。「劇場版機動戦士ガンダムOO」。観る前の予備知識としては、TVシリーズ全編視聴と劇場版の若干のネタバレ(監督発言によるもの)程度、掲示板やブログなどの前情報や感想は一切読まず、で見に行きました。

いや、良いんじゃないですか?これ。

拒否反応を示している人が多いだろうとなんとなく想像できるけど、俺は肯定するね。
※以下ネタバレ注意。
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YMOとガンダムと私

ちょっと話が脱線しますが、子供の頃の話をしている間に何度も「YMOとガンダム」が出てきたのでちょっとそれに触れておこうと思います。中には何それ?って人もいると思うので。

新宿スナップ
2009/01/24 新宿
PENTAX SuperA | smc-M50/1.7 | FUJIFILM Superia X-TRA 400

例のごとく、写真と本文は関係ありません。

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スカイ・クロラ観ました

アニメネタ連続で恐縮です。

『スカイ・クロラ』観ました。
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台風の夜に見たい映画

台風といえばこの映画、『機動警察パトレイバー the MOVIE』(1989年公開・押井守監督)。


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「エクスマキナ」観ました

前作『アップルシード』はDVDレンタルで観て「まあまあ思ったより面白かった」という程度でしたが、今回の『エクスマキナ』は「ある理由」でぜひとも劇場で観なければ、と思っていました。上映館が少ないのでなかなかチャンスがなかったんですが、やっと観てきました。


EX MACHINA ORIGINAL SOUNDTRACK COMPLETE EDITION

ぜひとも劇場で観なければならない「ある理由」というのは、言うまでもなく音楽が凄い(と思った)からです。

音楽監督:細野晴臣
楽曲提供:HASYMO(細野晴臣+高橋幸宏+坂本龍一)、コーネリアス、テイ・トウワ、レイ・ハラカミ、コシミハル、他。

このメンバーが集まったのに、よりによって3Dアニメのサントラかよorzって感じもしますが、とにかくちょっとの期待と大きな不安を抱いて劇場に足を運びました。

音楽に関しては、「非常に良かった」です。思ったより普通のサントラで、前に出すぎることもなくいい感じで映像に馴染んでいました。サントラはもちろん買いました。今聴いてます。映画トータルとしては、日本の良質なアニメを観たときのような脳みそをマッサージするような満足感はなく、ハリウッド物を観たときの物足りなさを感じました。ストーリーにしても演出にしても、映像技術にしても、です。ただこれは前作と同じといえば同じなので想定の範囲内です。映像は凄いといえば凄いのですが、アニメーション特有のアウラを感じない。

この問題はきっと複雑です。たぶん製作側だけの問題ではない。観る側の感じ方についても心理学的に研究する必要があるでしょう。背景は3DCGでも違和感がないんですが、3DCGキャラクターには違和感を感じる。たとえば映画「FINAL FANTASY」と比べてみると、レンダリング手法もキャラクターのデフォルメ度合いも全く違っていて、方向としては「アップルシード」や「エクスマキナ」の方が違和感が少ない手法であるハズだ、とは直感的にわかるのですが、あいかわらず同じ違和感を感じてしまいます。しかしどうしたらその違和感がなくなるのかわかりません。たとえていうならば、ゲームでムービーパートが延々続くのを観ている時のようなちょっとイライラする感覚です。

ここでは僕の提示する仮説として、僕らの脳にはすでに「3DCGはインタラクティブなものだ」という認知がなされていて、「操作できない3Dキャラクターは物足りない」と感じているのかもしれない、と書いておくにとどめ、今後研究が進むのを待ちましょう。

そうそう、ネタバレになりますが、内容に関して疑問点が一つ。

「コネクサスはオープンソースなのに誰もソース読んでなかったの?」

オープンソースなら、あんな危険なコードが入ってれば誰か気づくハズです。きっと脚本家はオープンソースのことをよくわかってないんでしょう。うろ覚えですが「オリジナルを誰が作ったのかはわからないんだけど、ネットのオープンソースで配布されてる」みたいな事を言っていました。「ネットで配布」ならわかる。「オープンソースで配布」でもギリギリわかる。でも「ネットのオープンソースで配布」はおかしい。言うとすれば「オープンソースとしてネットで配布」か「オープンソースだからネットで配布」かそんなところでしょう。

無理やり好意的に解釈するなら、我々の言う「オープンソース」とこの作品上の「オープンソース」は全く意味が違っていて、この作品でいう「オープンソース」というのは単に誰でもソフトを落とせるVectorみたいな無料サイトか何かの名前であって、ソースが公開されているわけではない、というところでしょうか。まぁだとしても「オリジナルを誰が作ったかわからない」という言葉からするとオリジナルから途中で改変されているという意味にもとれるし、であればやっぱりソースが公開されてるハズなんですけどね。

この作品は押井監督作品の「劇場版パトレイバー」あたりを参考にしたと思われる箇所がたくさんあるんですが、押井監督と違って専門用語を出すときの下調べが弱いんじゃないかなあと。

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UDON、うどん

先日観てきました。「UDON」。

本広克行監督の作品は気合いのぬけっぷりがわりと好きです。この「UDON」もあまりチカラが入ってない感じが非常に良かったです。適度に壊れてる感じもマニア受けしそうですね。この監督は踊るシリーズよりもこういうのの方が向いてるんじゃないでしょうか。サマータイムマシン・ブルースほどじゃないですが、音響効果では相変わらずガンダムオタクっぷりを発揮してました。

しかし、見かけによらず硬派なテーマを扱っていて、表向きには「過疎化する地方都市、活性化の可能性と弊害」といったところでしょうが、多分重要なのはそこじゃなくてむしろ「現代社会における労働とは?」なのではないかと。末端労働者がいきいきと描かれる日本映画というのはこういうエンターテイメント志向の作品には意外に少ないんですよね。そういう意味では思ったより革新的な作品ではないかと思ったり思わなかったり。

・・・で、当然のことながらこれを観るとうどんを食べたくなるわけです。

昨晩、早速スーパーにうどんを買いに行きました。最初は普通のゆであがった麺のパックを買おうと思っていたんですが、生麺が売っているのに気づき、「これはこっちいっとくべき!?」と思って買い物かごに入れました。その後、薬味のネギやかつおぶし、卵、めんつゆなど一通りのコーナーを回ってほしいモノをかごに入れ、さてレジに行こうかと思ったところに、偶然目の前に小麦粉売り場が! そこで立ち止まり3分考えました。(生麺買うくらいならむしろ小麦粉いっとくべきじゃないのか? いやしかし小麦粉買っても麺作るの大変だろ~、一日寝かすの待ってられないし・・。いや、そんな半端なことではいけない。今できる最大限のことをやるべきだ。ここで引いては九州男児の名が廃る。いやいや九州はうどんじゃなくてラーメンだから関係ねーよ。)などなど。

・・・で、結局空腹に負けて生麺にしました。

今度誰か家庭でのうどんの打ち方教えてください。

UDON

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鈴置洋孝さん逝く

舞台俳優/声優の鈴置洋孝さん(ブライトさん)が、亡くなりました。TVで深夜に舞台演劇の放映をやっているのを見て、「いつかこの人の芝居を見に行こう」と思っていたのですが、残念ながら実現しないことになりました。

映画の舞台挨拶で最後に拝見したのが昨年秋だったかな・・・。

ご冥福をお祈りします。

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時をかけるゲド戦記、あるいはハヤオの動かない城

筒井康隆原作の『時をかける少女』。これまで何度も映像化されていますが、僕は原田知世主演・大林宣彦監督のいわゆる「大林版」しか観ていません。しかも見たのは20年前。で、今回は現在上映されている細田守監督によるアニメ版『時をかける少女』を観てきました。全国でも数カ所のみの上映と、限りなく単館上映に近い規模の公開です。ただ客の入りはものすごく、19時用の整理券が14時にはなくなるという恐ろしい状況。劇場には「立ち見」という立て札が。普通の人ならこの混雑では観るのをあきらめるでしょう。だから今観ているのはきっと普通じゃない人です(笑)。この状況はどうにかしてほしい。映画はふらっと行って観れるようじゃないと。

これまでの『時をかける少女』の映像作品で一番有名あるいは評価が高いのはおそらく「大林版」だと思いますが、今回の「細田版」は実はこの「大林版」と深いつながりがあります。どうつながっているのかはネタバレになるのでさけますが、劇場で「細田版」を観た後、DVDで「大林版」を観たら2倍楽しめました。で、この「細田版」の出来に関してですが、これがもうすばらしい。大林監督には申し訳ないのですがこっちの方が面白い。貞本義行のオタクっぽいキャラクターデザインを除けば、文句のつけようがない。久しぶりにいいアニメを観ました。もっとたくさんの人に見て欲しい。だからこそあの混雑具合をどうにかすべきです。

ちなみに「大林版」のロケ地は尾道ですが、「細田版」のロケ地はなんとうちの近所(西武新宿線沿線)。アニメなので実際そのままではないんですが、言われてみると「あ、あそこね」とかわかる場所も数カ所。

花火

花火

Canon EOS 20D | EF24-85mm | 50mm(換算78mm)付近 | 1.6s | F16 | ISO400 |

※写真と本文は関係ありません。

で、話題の『ゲド戦記』です。この作品、混雑具合では『時をかける少女』と張り合っていますが、中身はまあ、特筆すべき点は特に見あたりません。僕は宮崎駿(以下駿)のファンではないので駿にくらべて云々という気は毛頭無いし、むしろ宮崎吾朗(以下吾朗)は吾朗の作品を作ればいいと思っています。なのですが、吾朗は駿そっくりな映画を作った。もちろん劣化コピーであるのは否めないし、シロウトなんだからアラもありますが、とにかく方向性としてはオリジナリティを出したのではなく伝統を守ったと言えます。この作品は駿不在でどれだけ駿テイストが出せるのかの実験作ではないのか?とも思えます。そう考えるならばこの作品は成功といえるでしょう。もしクレジットだけ「宮崎駿」と書かれていたら一般人の多くをダマせるくらいには駿テイストが出ていたと思います。しかし、だからといってそれがどうしたというのでしょう。とくに目新しさもなく、他の監督に駿テイストが出せたからといってそれでジブリは一体これからどうしたいのでしょうか!? もちろん「駿テイスト」なんていう言葉は僕がいま思いついただけでそんなものが定義されているわけではありませんが、世間的に「あ、宮崎駿だ!」と思うあの絵柄、という共通感覚はあるだろうと思います。数あるジブリ作品の中でも実際にヒットしているのはそのテイストを持った作品だけですから、駿ヌキで駿テイストが出せるかどうかはジブリにとっては重要なハズです。実際にはそのテイストは駿のオリジナルなんかではなく、大工原章、森康二、大塚康夫といった東映動画の大御所たちが作り上げた伝統のテイストで、それをみんなが勝手に駿のものだと思っているだけなんですが。

僕はもともと『ゲド戦記』には期待していませんでしたが、それでも観に行った理由はこれがジブリの転換点になるだろうと思ったからです。僕たちは歴史に参加しているのですから、歴史の転換点だと思った場所には積極的に立ってみるべきなのです。吾朗が今後もジブリの監督として活動するのか、それともこれ一回限りなのかはわかりません。が、いずれにしても『もののけ姫』以降いつ終わっても良かったジブリがここまでつづいてきて、息子まで引っ張り出してこの程度の作品で100億規模の興行収入をたたき出すという異常な状況。これで終わるのか続けるのか、続けるならどう続けるのか、スタジオジブリは今どこかに向かって曲がり角を曲がったハズです。

ところで、ここでなぜ『時をかける少女』と『ゲド戦記』を併記しているのか。細田守の経歴を知っている人ならばわかると思いますが、知らない人のために書いておきます。

たとえば、宮崎駿が『ワンピース』の監督をやったら、面白い作品ができるでしょうか? 僕にはそうは思えません。少なくとも『オマツリ男爵と秘密の島』を超える作品にはならないだろうと思います。では逆に細田守が『ハウルの動く城』を監督したらどうでしょう? 考えただけでわくわくします。知ってる人には蛇足になりますが、細田守はかつて『ハウルの動く城』の監督だった人です。制作半ばで追い出され、監督は宮崎駿に変更されました。そこで何があったのかは当事者しかわかりませんが、わかっていることはジブリ側からの依頼であったにもかかわらずジブリは細田守を監督として認めなかったという事実。しかし『ゲド戦記』の宮崎吾朗は認められた。細田守はダメだけど宮崎吾朗はOKと判断したジブリの意図は!? 後継者問題が深刻化しているスタジオジブリの、これが回答だと思っていいのでしょうか?

もちろん『ゲド戦記』は売れています。興行収入は『時をかける少女』の10倍か100倍くらいはいくでしょう。しかし作品の面白さは『時をかける少女』の方が少なく見積もっても10倍は面白い。日本はアニメ大国だ、アニメは日本の誇るべき文化だ、と今では政府までもが声を大にしますが、しかしここではっきり言わなければなりません。『ゲド戦記』の方が『時をかける少女』よりも評価されるような、そんなうそっぱちな文化を僕らは守る必要なんかない。あえてわかりやすく言えば、日本のアニメ文化を守るなら『ゲド戦記』ではなく『時をかける少女』を観るべきです。だから『ゲド戦記』の上映館数を1割減らしてほしい。たったそれだけで『時をかける少女』の上映館数が10倍に増やせるんだから。それでみんなが見に行ける。
僕たちは歴史に参加しているのです。いい映画を観ましょうよ。以上。

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梅雨が明け、映画

梅雨が明けました

梅雨が明けました

RICOH Caplio GX8 | 5.8mm(換算28mm) | 1/73 | F2.5 | ISO100 |

※写真と本文は関係ありません。

今日は予定のないゆっくりした休みだったのですが、なんだかんだトラブルがあって時間ができたのは午後2時ごろ。気をとり直して休日満喫しました。
まず、梅雨の間雨ざらしだったチャリの整備。うちの駐輪場は屋根がないのでチャリがすぐ痛み、あちこちサビだらけです。以前は大家さんが降り出したらブルーシートをかけていたんですが、最近はやらなくなったんです。
で、整備完了したチャリで渋谷へ。まずは『アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶』を観ました。30席くらいの小さな劇場で、スクリーンも「うちのプロジェクタよりは大きい」って程度でしたが、まぁこんなマイナー映画を観る人は限られてるので仕方ないといったところでしょうか。

基本的にはカルティエ=ブレッソンが延々昔を懐かしみながら語ってるだけの映画なので、カルティエ=ブレッソンのことを知らない人にはサッパリ面白くないと思います。またカルティエ=ブレッソンを知りたい人にとってはTVの特集番組なんかのほうが解説付きでよくわかると思います(そういえば数ヶ月前にやってました)。しかしカルティエ=ブレッソンの肉声が聴けたり、人となりがよくわかるという意味ではこの映画は貴重だと思います。スナップの神様もただのオッサン(じいさん)なんだな、と妙に納得してしまいました。あと、小さいわりに1000円と高めのプログラムはデザインセンスも良く、手軽に見れる写真集として映画を観てない人にも楽しめる一品だと思います。
その後、おなかがすいたので桂花ラーメンでさくっと太肉麺をたべてからLIBRO(いつのまにかパルコブックセンターじゃなくなったんだ・・・)で新刊をパラパラと眺めてから『ブレイブ・ストーリー』の映画館へ移動。『ブレイブ・ストーリー』は原作も読んでないしどんな話なのかも全く知りませんでした。原作者とスタッフの顔ぶれからして面白いかも、ってくらいの気分で入場。

構造は前半が『千と千尋の神隠し』で後半が『もののけ姫』!? いやむしろ『もののけ姫』を『千と千尋~』でつつんで隠し味に『キングゲイナー』をまぶした感じです。家族を取り戻すために冒険をはじめる主人公という点では千尋そのままですが、冒険の中で違う価値観を持つ友人に出会いたじろぎ、悩む姿はアシタカに近い。人物の描かれ方はジブリ作品と違いよりリアル(現実の人間っぽい不完全っぽさがある)で好印象。主人公は禅問答に陥るものの、その辺は夏休みアニメだけあって子供でもわかる程度のシンプルなレベルの話になっており脚本:大河内一楼のバランス感覚はさすがと言うべきところでしょう。

GONZOの劇場作品ということで作画が凄いのかと思いきや、TVスペシャル程度のおおざっぱな作画でちょっと残念。千羽由利子の本領が発揮されているとも思えず欲求不満が残った感じです。そういえば見間違いでなければ原作者・宮部みゆきが声優としてクレジットされていたのが面白かったです。どこに出てたのかはサッパリわかりませんでしたが。

監督の千明孝一は正直よく知らないんで他作品との比較はできないんですが、たしかこの人は安彦良和の弟子みたいなひとじゃなかったかなぁ。そういえば安彦良和の原画展も行かなきゃな・・・とか考えながらチャリで西早稲田に向かい、ティーヌンでトムヤムラーメンを食べてから帰宅。コーヒー飲みながらこれを書いてる、という休日でした。本日の走行距離19km。

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劇場版Ζガンダムを考える

二部まで来た劇場版機動戦士Ζガンダム。TV版と違う点が多々ありますが、その中でもエゥーゴの描かれ方についての考察をまとめてみました。

一部、二部通して観て(注:記事公開終了しました)

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