梅雨が明け、映画

梅雨が明けました

梅雨が明けました

RICOH Caplio GX8 | 5.8mm(換算28mm) | 1/73 | F2.5 | ISO100 |

※写真と本文は関係ありません。

今日は予定のないゆっくりした休みだったのですが、なんだかんだトラブルがあって時間ができたのは午後2時ごろ。気をとり直して休日満喫しました。
まず、梅雨の間雨ざらしだったチャリの整備。うちの駐輪場は屋根がないのでチャリがすぐ痛み、あちこちサビだらけです。以前は大家さんが降り出したらブルーシートをかけていたんですが、最近はやらなくなったんです。
で、整備完了したチャリで渋谷へ。まずは『アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶』を観ました。30席くらいの小さな劇場で、スクリーンも「うちのプロジェクタよりは大きい」って程度でしたが、まぁこんなマイナー映画を観る人は限られてるので仕方ないといったところでしょうか。

基本的にはカルティエ=ブレッソンが延々昔を懐かしみながら語ってるだけの映画なので、カルティエ=ブレッソンのことを知らない人にはサッパリ面白くないと思います。またカルティエ=ブレッソンを知りたい人にとってはTVの特集番組なんかのほうが解説付きでよくわかると思います(そういえば数ヶ月前にやってました)。しかしカルティエ=ブレッソンの肉声が聴けたり、人となりがよくわかるという意味ではこの映画は貴重だと思います。スナップの神様もただのオッサン(じいさん)なんだな、と妙に納得してしまいました。あと、小さいわりに1000円と高めのプログラムはデザインセンスも良く、手軽に見れる写真集として映画を観てない人にも楽しめる一品だと思います。
その後、おなかがすいたので桂花ラーメンでさくっと太肉麺をたべてからLIBRO(いつのまにかパルコブックセンターじゃなくなったんだ・・・)で新刊をパラパラと眺めてから『ブレイブ・ストーリー』の映画館へ移動。『ブレイブ・ストーリー』は原作も読んでないしどんな話なのかも全く知りませんでした。原作者とスタッフの顔ぶれからして面白いかも、ってくらいの気分で入場。

構造は前半が『千と千尋の神隠し』で後半が『もののけ姫』!? いやむしろ『もののけ姫』を『千と千尋~』でつつんで隠し味に『キングゲイナー』をまぶした感じです。家族を取り戻すために冒険をはじめる主人公という点では千尋そのままですが、冒険の中で違う価値観を持つ友人に出会いたじろぎ、悩む姿はアシタカに近い。人物の描かれ方はジブリ作品と違いよりリアル(現実の人間っぽい不完全っぽさがある)で好印象。主人公は禅問答に陥るものの、その辺は夏休みアニメだけあって子供でもわかる程度のシンプルなレベルの話になっており脚本:大河内一楼のバランス感覚はさすがと言うべきところでしょう。

GONZOの劇場作品ということで作画が凄いのかと思いきや、TVスペシャル程度のおおざっぱな作画でちょっと残念。千羽由利子の本領が発揮されているとも思えず欲求不満が残った感じです。そういえば見間違いでなければ原作者・宮部みゆきが声優としてクレジットされていたのが面白かったです。どこに出てたのかはサッパリわかりませんでしたが。

監督の千明孝一は正直よく知らないんで他作品との比較はできないんですが、たしかこの人は安彦良和の弟子みたいなひとじゃなかったかなぁ。そういえば安彦良和の原画展も行かなきゃな・・・とか考えながらチャリで西早稲田に向かい、ティーヌンでトムヤムラーメンを食べてから帰宅。コーヒー飲みながらこれを書いてる、という休日でした。本日の走行距離19km。

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