[シリーズ] 東武東上線を歩く 2 of 10
嵐山町は「あらしやま」ではなく「らんざん」です。でも語源は京都の嵐山(あらしやま)で、嵐山に似ている景色があるので嵐山町とついたそうです。
「駅から駅まで歩く」というと、線路沿いの道を歩きそうなものですが、今回は小川町駅を出発してわりとすぐに線路からは離れ、違う道を歩いてきました。写真でいうと最初の3枚だけが線路沿いでした。
で、ここでようやく線路沿いに戻りました。
もう梅が咲いてますね。
線路をくぐります。
15:40。日が傾いてきたので、光が柔らかくなってきました。
ここからは、腕の良し悪しに関わらず、撮った写真が2割増しでよく見える時間ですね。
↑この日一番のお気に入りの写真です。
沼が多いのもこの辺の特徴ですね。通ってる間にも数え切れないくらいあちこちに沼がありました。
この分だと、きっと河童も昔からたくさん住んでいたことでしょう。でも図書館などで調べた限りでは、この地域ではそれほどたくさんの河童にまつわる話は出てきませんでした。比企の河童事情に詳しい方がいらっしゃいましたらご連絡ください。
↑この日2番目のお気に入り写真。
だいぶ住宅地になってきました。
もう駅は目の前です。
武蔵嵐山駅の駐輪場、強風で自転車がなぎ倒されていました。
武蔵嵐山駅に到着!16:06。2時間10分で道のりにして11kmほど歩いています。写真を撮りながらにしては、結構良いペースじゃないですかね。
電車の時間までちょっとあったので、駅の構内と周りを散策しました。小川町の駅に比べると新しくて綺麗な駅ですね。
今回使用したカメラは PENTAX K-1、レンズは PENTAX Super Takumar 35mm F3.5 (Made in Ogawamachi) です。
PENTAX Super Takumar 35mm F3.5 は、1962年製造開始のとてもオールドなレンズです。僕が持っているのは後期型でおそらく1966年以降に製造された最終モデルだと思います。60年代製造のヴィンテージレンズですが、中古では3000円~5000円くらいととても安価で売られています。これは性能が低いからではなく流通量が多いからだと思います。35mmに限らず、Takumar 銘のレンズは高性能なわりに安くどこにでも売られているのでお買い得です。そして何より小川町製です。
35mmという画角は僕が苦手とする画角の一つで、広角というほど広くもなく、標準というには広すぎる中途半端な画角です。言い換えると万能の、普通になんでも撮れる画角でもあります。たとえば、一昔前のスマホや、全盛期の安価なコンパクトデジカメの広角端、写ルンですなどがこのあたりの画角です。35mmレンズで撮った写真は「おお!いい写真だね!さすが一眼レフだね!」などと言われることがあまりなく「誰が撮ってもそうなるよね」というような、特徴のないメリハリのない写真が量産されるのです。今回は苦手だからこそあえて使ってみました。
白菜が美人さんでしたね!!地元在住だと歩こうとは思いもしないので(笑)とても新鮮な景色でした。ありがとうございました。