チャリの改造

前回書きかけたチャリのマイナーチェンジについて。解説の前にお約束のビフォーアフター。
BEFORE

AFTER

では解説。
※以後ややマニアック注意!


先週までに合計400~500kmくらい走ってみて、いくつかのことがわかりました。
・やっぱりクロモリは良い。
・久しぶりのドロップハンドルは結構つらい。
・サドル調整だけではポジションが合わない。
・ブレーキの効きが悪い。
・いろいろいじるともっと良くなるハズ。
やりたいことはいろいろありますが、まずは安全性の向上という意味で、ブレーキの問題は急務。そもそもブレーキレバーが曲がってるという問題もあるし。それからポジションが合わない問題も、今後の走行に支障をきたすし健康上も良くない。そういうわけでやったこと。
・ブレーキレバーの交換。必然的にバーテープの交換。
・ブレーキシューの交換。
・ステムの交換。
ブレーキレバー
ブレーキレバーは元々付いていたBL-1055(カタログにはBL-R400と書いてあるが???)からBL-R600に交換。変えた理由は性能向上ではなく、元のやつが壊れていたから。ヤフオク出品時にはブレーキレバー破損とは書かれていなかったのでちょっとショックだったが、クレームの範囲内か外か微妙なラインだったので特に苦情は言わなかった。外してみると案の定プラスチック部分が割れていた。事故車じゃないことを祈ろう。

で、新しいブレーキレバーBL-R600は一応アルテグラグレード。BL-R400からは2グレード、BL-1055からは1グレード上。だけど中古なのでデザインも古いし、見た目もちょっと綺麗じゃない。でも割れてるレバーいつまでも使いたくないし、前よりはいいや。ちなみにレバーの形や重さはほぼ一緒。使ってる感じも(曲がってない以外は)変わらない。1年くらい乗ったらカンパのかっこいいレバーにでも交換するとしよう。
そしてこいつを交換するためにバーテープを交換。本当はレバー交換だけのためにテープは換えなくてもいいんだけど、前回曲がっているレバーを直すためにちょっとテープをいじったので換えないとかっこ悪いことになっていた。それに、ついでにブレーキワイヤーも交換したかったので。
元々ついていたテープは表面がカーボン風でややクッション多めのわりと高級感があるやつだったが、今回はもっと薄地のグレーの奴にした。これにすることでグリップはちょっと細く堅くなったが、悪くはない。ぬるかった手応えがシャープになった感じだ。
ブレーキシュー

それからブレーキシューの交換。本当はアーチごと買えたかったが、アーチは結構高いので元々ついてるアーチ(BR-R450)で我慢。シューはアルテグラグレードのものにした。元々のシューは一体型だが、アルテグラの奴はゴムのところだけ交換可能なので将来的には経済的。しかも効きはかなり改善された。シューの交換はFAIRFAXのときもかなりの改善を実感したので、今回もっともアップグレードしたかったパーツ。ブレーキは大事なパーツだし、シューだけの交換ならたいした出費ではないのでぜひやるべき。
ステム

購入してからこれまでポジションがなかなか合わず、ハンドルが遠いなーと思っていました。ある程度はドロップハンドルに慣れてないせいもあると思うのですが、そのレベルではない。走行中にガラスに写っている自分を見ても明らかにおかしい。で、カタログでジオメトリを確認。
シートチューブ長520mmはちょうどいい。トップチューブ長529mmもちょうどいい・・・。ってあれ? ジオメトリの図を見て始めて気づいた。このフレーム、ホリゾンタルじゃないのねorz。よく見たら確かに微妙にスローピング。というわけで、トップチューブ長529mmではなく仮想トップチューブ長541mmが重要なわけです。仮想トップチューブ長541mmはちょっと僕には大きいです。はい。1cmくらい。
そういうわけで、ステムを短くすることに。トップチューブが1cm長いんだからステムを1cm短くすればいいわけですが、サドルを後ろにしたかったのであえて2cm短く。元の100mmステムから80mmステムに交換。色は黒しか売ってなかった~。
ところでこのラレーCSTのジオメトリを調べるにあたってメーカーサイトに行ってみたが、このサイトはマウスでロールオーバーしてないと見づらい上に印刷すると写らないという非常に不便な仕様だった。この件をARAYAのサポートに「ユーザビリティに欠けるぞゴルァ」とメールしたら翌日にはサイトが修正されていた。丁寧なメールもいただいた上でラレーの2008年カタログも送ってくれた。さすが小さな会社は動きが早い。日本の自転車メーカーはブリジストン以外は風前の灯火ですが、丸石、宮田、松下らとともにがんばってほしいです。別にラレーブランドじゃなくてARAYAで売ればいいと思うんだけどな~。
あ、脱線した。そういうわけでポジションはバッチシ。快適になりました。慣れたら90mmでいいかもしれない。ちなみにその後スペーサーのリングを黄色に交換(上のAFTER写真参照)。これは趣味的なもので、性能的には意味はありません。
ホイール&スプロケット
ここまでは非常に大事な、この自転車のマイナスポイントをなくしていく必然的な改造でした。そしてここからが、性能をプラスしていく欲張りな改造です。
ポイントとしては2点。
・普段通勤や街乗りするときのタイヤは今使っている25cが良いが、休日走りに行くときのタイヤは23cが良い。
・コンパクトクランクだが、これでも重すぎる。
で、結論としてはホイールをもう一つ用意し、そっちには23cを履かせ大きめのスプロケットをつける。本当はスプロケットは同じもので、前のアウターリング50Tを48Tくらいに小さくするのがベストだったが残念ながらシマノ純正のコンパクト用リングには選択肢がないようなので、後ろのカセットスプロケットを11-25Tから12-27Tにすることにした。これなら34T×27Tの貧脚ヒルクラモードも可能w
ちなみに購入したのはアルテグラグレードのCS-6500/12-27Tです。

で、ホイールはどうするか。
元々ついているのはWH-R500。これはシマノの完組ホイールとしてはもっとも安く前後セットで1万円程度。もっとも安いとは言え値段の割に性能はかなり良く、たかだか1.5kmの通勤にはオーバースペックなほど。これを週末用にして23cを履かせ、別のもっと安いホイールを通勤用にする、という手もある。しかしこれ以下はかなり下がるし、そもそもそんな安価なホイールはバラでは入手困難。
となると、このWH-R500を通勤用にし、ちょっといいホイールを買って23cを履かせる。というのがいいのではないか。ということでネットで物色。で、ヤフオクで見つけた使い古しの手組みホイールを1.2万円ほどで落札。この価格はWH-R500の定価とほぼ同じです。
BEFORE

AFTER

タイヤを履かせてからの写真で、しかも暗いところで撮ったので見づらいですが、ご了承ください。パッと見、タイヤの太さがかなり変わっているように見えますが、目の錯覚です。幅2mmしかかわりません。BEFOREが太く見えるのはリムの形状が違うからです。
この手組ホイールは、ハブがHB-6500(前輪)、FH-6500(後輪)と、どちらもアルテグラグレードです。スポークは不明。ハブはARAYAのCTL-385です。おおっと、車体だけでなくリムもARAYAになりました。っていうかARAYAは今となってはリム専門メーカーですからね。
で、組み方はオーソドックスなタンジェントの3本クロス(6本組み)。向きは前後とも逆イタリアン。え? ロードバイクで後輪が逆イタリアンって・・・どういうメリットがあるんでしょうか? 分かる人教えてください。

で、写真では良く分かりませんが、おそらくぱっと見かっこいいのはWH-R500の方でしょう。リムがエアロタイプだしスポークが黒いし本数少ないし、前輪はラジアル組みだし。なんとも今風です。対してこの新しいホイールはスポークが多いし銀色だしダサ組みだしちょっと古めかしい。しかし、スペックはこちらの方がはるかに上なのです。
まず、ハブが違うと回転が違う。WH-R500のハブは多分SORAクラス。手に取って回してみるとゴリゴリと響く。新ホイールについているアルテグラのハブはたまにコリッと言うけど概ねスルスル。わかりますか?ゴリとコリとスルの違い。ゴリゴリ→ゴリコリ→コリコリ→コリスル→スルスルとグレードが上がるとスムーズになる中での上から2番目です。これはもう全然違います。
それから重量。計りが無いのでネットやカタログ値(一部想像)での比較になりますが、

<< WH-R500 >>

前822g+後1078g
-------------------------—-
1900g
<< 手組ホイール >>
HB-6500 140g
FH-6500 347g
CTL-385 385g×2
スポーク 480g(想像)
-------------------------—-
1737g
というわけです。スポーク重量などで誤差があったとしても150gは軽いことになります。
「たった150g?」と思うかもしれませんが、ロードバイクの世界では10g軽くするために何万円もつぎ込む人がザラです。実際シマノの完組ホイールはWH-R500を基準として、そこから50g軽くなるごとに約1万円高くなります(実際にはそんな切りのいい数字じゃないし、マイナーチェンジで重さも変化してますが)。この意味がわかりますか? 同じメーカーの製品で1900gのホイールが1万円で、1850gなら2万円、1800gなら3万円なのです。これは決して高級ブランドの最上位製品の話ではなく、メジャーブランドの下から順に3製品の話です。「そりゃ普通1900g買うでしょ?」っていうのが普通の感覚です。そういうわけでWH-R500は非常にコストパフォーマンスの高い、優秀なホイールなのです。
で、そのWH-R500よりも150g軽い手組ホイールの中古品をWH-R500の定価程度の価格で買ったというのが今回の話。見た目が古風なのも自転車本体のクラシカルなデザインとも相性が良くてむしろプラス。エアロスタイルになっていないのも横風に強いので一般道では安心(そういえば書き忘れたけど、先日の川越~物見山の一般道は横風が凄かった)。ちゃんと使えるのならば良い買い物なわけです。さて、NCNR(ノークレームノーリターン)の実態や如何に!?
ホイールが届くなりまずやったのは、どのくらい振れているかの確認。これは配達時のトラブルなどにも影響するのでまず真っ先に確認。これはとくに問題無し。次に手で回してみる。先ほどのコリコリの確認。良好。念のためハブをバラしてグリスの状態を確認。それほど乳化はしてないがグリスは少なめ。ボールベアリングを取り出して清掃するまではやらなかったがグリスを流し込んで玉押しでギュッとおさえてしばらくカラカラと回転させる。前後ともそんな感じ。というわけで問題なし。今のところは。
23cのタイヤとチューブはパナレーサーのものを選択。元々僕は松下は非常に嫌いなんですけど、自転車関係に限ってはわりといい仕事してると思いますよ>ナショナル。その昔はロードマンよりもランディオーネの方が欲しかったし。結果的に買ったのはユーラシアだったけど。
23cのタイヤの色はもう何度も出てきてますが、黄色です。これがぱっと見一番変わったとわかるポイントじゃないかと思います。ほんとはオレンジ色にしたかったんですが、なかなか無いんですよね。オレンジ色のタイヤってのは。あっても高いし。ゴーガノが安いオレンジ出してるんですが、色があるだけでタイヤ自体があまりにもショボいのでやめて黄色(レモン色)にしました。それに合わせてステムの上下スペーサーもレモン色に。細かいところではワイヤーの終端やバルブの蓋も黄色系にまとめました。
で、こいつをチャリに組み込んでみる。見た目は非常に良い。メンテナンススタンドに立てて回してみる。あれ? 後輪センター出てない!? マジかよー。なんと目視で明らかに分かるレベルで(1mm以上も)後輪のセンターがズレています。振れはほとんど無いことを確認してたけどセンターが合ってないか。振れ取り台ないけど、メンテナンススタンドでセンター出しやるか・・・。そんなことやったことないけど、やるしかない。ニップル回しを手にしてバルブの横から順に回していく。基本的に全部均等に回せばいいはず。寄せたい側を1/2回転、離したい側を逆1/4回転で一周させてみた。これでちょっと寄ってしかもちょっと張った感じになるはず。これで足りないなら反対側をさらに逆1/4回転させようと思ったが、なんかこれでいい感じ。案外すんなりいきました。さすが手組ホイールはこういう調整がやりやすいですね。
これにて完成。
もう一度ビフォーアフター。
BEFORE

AFTER

このカラーリングによってこれまでよりも多少スポーティーになったと思っているのですがどうでしょう?
このマイナーチェンジ後の初走りが先日の物見山だったわけですが、あまりにも快適過ぎて帰りに輪行せずに自走してしまったのは前述の通りです。ほんと別のチャリ?ってぐらい変わりました。
なんと言ってもパーツ内のアルテグラ率が高くなってしまったので基本性能がかなり上がってます。リアディレーラーを買えない限り見た目はソラ車なのも高ポイント。グレードは見せるものじゃありません。

カテゴリ: チャリ走行日誌 日付:
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1 thought on “チャリの改造

  1. HIROSHI

    SECRET: 1
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    連休中にすみません。
    ちょっと教えて下さい。
    シマノ600に限らず、画像のようなブレーキレバーはバーテープを剥がさずにブレーキワイヤーの交換は可能ですか?
    できれば教えて戴きたく、宜しくお願い致します。

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