本当は森山大道ばりの街頭スナップをやりたいところなんですが、残念ながら田舎暮しなので被写体は緑ばっかりです(笑) ご了承ください。
マクロは通常はこのくらいで十分だと思いますが、GX200と比べるとちょっと物足りない感じです。AFの速度はGX200とは比べものにならないほど早い(約3~4倍)です。かなりテンポ良く撮影できます。
そして、背面液晶の解像度が高いため、ピントの状態がよくわかります。この辺の基本スペックはGX200よりははるかに上を行っています。
ボタンやダイアルなどの操作性はコンデジとしてはかなりがんばっていると思いますが、残念ならがGX200と比べると足元にも及びません。ファームウェアのアップデートでボタンのカスタマイズ性向上を期待したいところです。あとステップズームがないのが辛いところです。
露出はジャストからややオーバー寄りです。これはK-5以降のPENTAXには共通しているようなのでわざとなのかもしれません。
カスタムイメージは、鮮やか/ナチュラル/雅/リバーサルフィルム/BWの5つ。風景と銀残しがないのは残念です。
カスタムイメージ「鮮やか」はK-7の頃はかなりビビッドだったのですが、最近のモデルではちょっとおとなしめな感じがします。同じ被写体を「鮮やか」と「リバーサルフィルム」で撮ってみましたが、こういう被写体だとコントラストの高い「リバーサルフィルム」の方が立体感が出て良いですね。
↑ 右奥の明るい所に注目。コンデジだとこういう所が飛んでしまって真っ白になることが多いんですが、けっこうがんばってます。
↑ 見た目に一番近い「ナチュラル」。逆光性能も良いようです。
↑ 明るい所も暗い所もちゃんと階調が出ています。
広角端は換算28mmとGX200より長めですが、これはあまり気になりませんでした。むしろステップズームがないため、良く使う28mmが広角端にある方が実用的です。
気になった点として、RAW+撮影しているせいか書き込みが遅いです。ただ、書き込み中にも違う操作を平行して行なえるので実用上はそんなに困ることはなさそうです。
バリアングルは今回は使う機会がありませんでした。縦位置撮影が多い自分にとっては横位置専用バリアングルはあまり出番がないかなーと思います。
今回は父親用に買ったMX-1ですが、自分用に買うかというと…ちょっと迷ったのですが、今のところナシだと思っています。理由は、
- カスタマイズ性に乏しい(あくまでGX200との比較で)。良く使う機能を簡単に呼び出せるようなボタンカスタマイズや、MYセッティングの複数登録がほしい。逆にHDRやシーンモードはこのクラスにはいらないのではないか。
- サイズと形状が微妙。もう少し細くしてグリップを付けてほしい。バリアングル液晶は肥大化に貢献してしまっているので不要かな。つけるなら縦位置でも撮れるようにしてほしい。
- なんと! インターバルタイマーがついてない!! ありえない。(これが見送った一番の理由)
と言ったところです。
クラシカルなデザインはわりと好きなんですけどねー。塗装が剥れてこういう皮ケースに入れるとかなり良い感じだと思います。
ところで、AmazonではMX-1の写真がなぜかシルバー仕様になっています。届いた商品はもちろん名前の通りブラック仕様でした。まぎらわしいw
それにしても、やっぱ出てくれないかなー。GX300。
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