今年はチャリメイン、ですから早速走ってきました。
RICOH GX200
↓今回のルートはこれ。
(クリックで拡大)
新宿起点に都内一周+一部埼玉の合計175kmでした。
新宿を出発したのがやっとライトが不要になるくらいの明るさになった6:55AM。青梅街道で高円寺に向かい、そこから荒玉水道道路を走ります。荒玉水道道路は高円寺と多摩川を結ぶ謎の直線道路。とても小さな道ですがこれがまたひたすら一直線にしかも斜めに走っており、新宿~中野近辺から自転車で多摩川に行くには最短コースなのは間違いありません。
↑こんな感じ。
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走ってみるとやはりここはローディー(ロードバイクに乗る人)たちの通り道になっているらしく、早朝だというのに何人かのローディーを見かけました。
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こうやって写真を撮っていると颯爽と通り過ぎる赤いロードバイクがあります。赤いピナレロに赤いノーマルスーツジャケット、赤いヘルメット。もしかしてあれはあの赤い彗星!? 写真をとり終わってからでは追いつけないだろうと思いつつ、こちらはバイクも身なりも白黒のνガンスタイルで彼の後を追います(別にストーカーではなく、ロードバイクは前に誰か走っているとずいぶん楽なのです)。
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数分後、彼方に赤いスーツを発見。速度を上げます。
その赤いピナレロは通常のスピードで走っていたようで、すぐに追いつきました。しかもコンビニ休憩に立ち寄っていたためこちらが先行。
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この荒玉水道道路、地図で見るとわからないのですが意外に上り下りがあります。また住宅地ということもあってそんなに走りやすいわけではありません。信号も多いです。
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しかも途中から道に余計なポールが立つようになり、非常に邪魔です。大型車両を入れないための策なのでしょうが、車とすれ違うときその近くだと一旦停止しないといけなかったり、外側に避けようとすると歩行者とかち合ったり。
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そういうわけで、この道は幹線道路をガシガシ走るような人がわざわざ通るようなところではありません。幹線道路ギライな人がまったり進むにはいいでしょう。
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そんなこんなで野川を越えると、間もなく荒玉水道道路は終点へ。
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到着地は多摩川のちょっと手前。そこから多摩川にでるとサイクリングロードを爆走できる・・・と思ったら大間違い。そこは狛江市。狛江市といえば多摩川沿いで唯一サイクリングロードの整備を行っていない自治体。多摩川サイクリングロードの整備は自治体ごとの管轄となっており、管轄区が変わると道の状態が変わる。狛江市と調布市の境目などはきっちりと調布市側だけが舗装されている。狛江市の未舗装区間は「狛江ダート」と呼ばれておりロードバイクで走るのはちょっと辛い。そのため「狛江市議会はマウンテンバイク派だ」という説もあるとかないとか。
そういうわけで直接多摩川にはいかず迂回してコンビニ休憩。多摩川水道橋近くのセブンイレブン。ここでは目的の「薄皮つぶあんぱん」が入手できた。バッテリー馬鹿食いのサイクルコンピュータ「GARMIN Edge 305」もこの隙に充電。今回は単三4本を持ってきているので、10分ほどの休憩中にUSB経由でちょこちょこ充電しながら走ろうという作戦。
多摩川に合流すると早速富士山。
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多摩川は今年すでに二度目だが区間が違うためここは初めて。この辺は過去にも来たことがない。初めて来るところだとつい写真をとってばかりでなかなか進まない。しかもあいにくの向かい風。
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そう、今日はこのまま多摩川を上流まで上り、入間川経由荒川という予定だが、先日夜のサイクリングロードは真っ暗で走りづらいということがわかったので、今日の荒川離脱リミットは4:00PMに設定。多摩川でゆっくりしていると荒川の離脱ポイントがかなり手前になってしまい、夜の幹線道路で帰宅しなければならないという事態になるのであまりゆっくりはしていられないのだ。
府中市区間は急に走行車が増え、賑やかになった。おそらくこの辺が多摩川CRの一番走りやすい区間だと思われるが、荒川の中~下流域のように幅が広いわけではないので、基本的に一列になって走る。このためペースも前の人次第となる。追い越すには対向車を気にしないといけないので混雑時は気をつかう。
この辺は車種も多様で、ロードバイク以外にクロスバイク、ミニベロも多い。ミニベロは大抵1~2人だが、クロスバイカーは集団もかなりいる。しかも妙に速い人もいる。
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昭島市に入ると風景が一変し、人影も激減。
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「あれ?ここでサイクリングロード切れてる!?」と思ったらここが終点の羽村市。ちょっとあっけない。記念撮影していたら「そこに置くと邪魔だ!」とローディーに起こられた。そりゃそうだね。ごめんなさい。
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あらかじめ調べておいた一般道ルートを進んでいると、「阿蘇神社」の看板を発見。ちょろっと行ってみた。
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自転車を止める場所がなかったので鳥居の前で失礼した。
地図上ではすぐそばに小作駅というのがあるようなのでその辺でコンビニに寄って休憩、と思ったら・・・。
「なんじゃ~この坂は!」
いや別にたいした坂ではない(5%くらい?)が、すでに休憩モードに入っていたのでショック。なんとか登りつめるとジョナサンとローソンが並んでいる。ジョナサンのモーニングもいいな、と思ったが先を急ぐ身なので(?)ローソンに決定。GARMINも充電。
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久々に(と言っても3時間ぶりくらいだが)街中っぽいところを走り、いつの間にか埼玉県に入る。次第に風景が変わっていて、気がつくとあたり一面が茶畑。
「へ~、こんなところでお茶の栽培をしてるんだ~」とぼんやり考えながら走っていたが、やがて気づいた。
「あ、あれか。狭山茶か、これは!」
そういうわけで何という呼び名なのか知らないこの道を勝手に「狭山茶畑街道」と名づけた。
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狭山茶畑街道は丘の上にあるため横風が強く走りづらい。しかも路肩が変に下がっていて危険。時折大きなトラックが通るのでひやひやしながら走行した。
茶畑が終わると国道16号。大嫌いな幹線道路の見晴らしのいい大きな下りカーブ。風に煽られて巻き込まれるとしたら間違いなくここ。しかも下った後上り。最悪だ。その後狭山市内をひた走っているとどうやら横に入間川が流れている様子。早く幹線道路から外れたい一心で左折。新富士見橋を渡って入間川サイクリングロードに合流。見た感じもうちょっと手前で合流してもよかったようだ。
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公園で休憩し、手持ちの食料は食べ尽くした。本当はCRに入る前に補給したかったが、この辺にはコンビニがないようなので断念。現在11:50AM。日没まで4時間半。なんとか荒川河口まで行けそうだ。
さーてそろそろ行くかーとサイクリングロードを見ると、なんと赤いピナレロが走っていった。
「まさか同一人物ではあるまいが・・・ま、やってみるさ。νガンダム、行きます! 見てろよ、ベルトーチカ(入間)」
一旦見えなくなった奴を早速追いかける。が、1分で追いつく。今度の赤いピナレロも遅い。22km/h巡航だ。後ろに付くかどうか考えたが、このペースでは荒川が遠すぎる。多摩川では上りで向かい風で28km/h程度で巡航していたのでここでは30km/hくらいは出したい。直線に入るとさっと抜く。抜いた関係上チギらねばかっこ悪いのでしばらく走って離していく。
そこで何か気配を感じた。
「ま、まさか・・・」
カッパの神様! しかもヒザの上にはお賽銭まで置かれている!!
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こんなところにいらっしゃったのですか! 今までお参りもせず申し訳ございませんでしたm(_ _)m
と、そこに赤い奴が通常のスピードで通過する。謀ったな、シャア! ラマダン中に空爆とはいい度胸だ。しかしまぁ今日だけは許してやろう。
その後しばらく走っていると1週間前に来たばかりの平塚橋や落合橋を通過。そしてこの時点で今日の走行距離は100kmを越えた。落合橋以降はまた知らない道。気がつくと後ろにオレンジジャケットのミニベロが付いていた。スポーツタイプのミニベロで、速度はかなり出そうだ。
「こいつ、できる!」
と思ったのもつかの間、橋の下の分岐で道に迷っているところを颯爽と追い抜かれた。それでいいよオレンジ君。
はっと我に返ると今どこを走っているのかさっぱりわからない。入間川合流以降は道を調べてこなかったのだ。もちろんサイクリングロードだから走っていれば目的地に着くのだが、現在位置がわからないとペースがわからないのだ。
「月に地球、カペラ、ベガ、太陽、と。現在地はここか。」
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海まで49km。海というのは荒川河口0km地点のことだろう。ということは走りつづければ戸田橋まで1時間、河口まで2時間だな。ムリだけど。
いずれにしても日没までに河口に行けるのはもう確実だろう。そうとわかれば、別に急ぐこともない。まったり行くか・・・。と思っていたらすぐに入間大橋に到着。ここで荒川CRに合流だ。
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荒川に出ると打って変わって追い風に。しかも下りだし、人も少なく、舗装の状態も良い。そして知っている道だ。足はすでに疲労が始まっているが、それ以外のすべての条件がプラスに働き、奇跡の快走。直線ではあまり速度を出さないように気をつけながら37km前後で巡航。
14時を待たずに戸田橋到着。いつものファミマで補給。さすがにヒザが痛み始めたので長め(30分)の休憩。
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あとはひたすら走る。千住新橋、小松川橋などいつもの定番離脱ポイントを通過し0km地点に到着。
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清砂大橋を渡り葛西臨海公園へ。そういえばこのチャリを買ってからは途中離脱が多く、葛西臨海公園には言ったことがなかったなぁ。
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帰りはいつもなら清砂大橋だが、今回は荒川河口橋を渡ってみる。なぜか最近までこの橋はチャリでは渡れないと思っていたが、それは右岸とつながっていないことからくる勘違いだと判明。そこで今回初めて渡ってみるのだ。が、渡り始めて失敗したことに気づく。おそらく構造上の問題で必然があってだとは思うが、この橋は中央部分に向かってかなり登らなければならない。清砂大橋もちょっとは登るけどそれの比じゃない。今後はやはり清砂大橋にしよう。
荒川河口橋を渡ると明治通りに出る。これを走ると一本で家に帰れる!? いやいや遠回りです。と一人でツッコミながら亀戸までは明治通りを走ることに。しかしこの道は非常に走りづらいことがわかり、曲がって東陽町の運転免許試験場前を通り一本内側のなんとか通りで錦糸町方面へ。小松川橋から降りるときのルートに出てから道なりで新宿へ。
新宿到着が17:00ごろ。走行時間10時間(休憩抜きで8時間)。走行距離175km(自宅~新宿込みで180kmちょうどくらい)。走ったなぁ~。
↓今日のデータ。
おしまい。
チャリ・・・・・盗まれたらしいっすね。。。
俺のも・・・・・。
先日、聞きました。その事実をみんなが隠しておいてくれたことも・・・。
やっぱりイラっときましたが、でもまあ2万4千円だったし、ペダルのベアリングが割れていて修理に5千円くらい必要だったし、そう思えば大丈夫です。
ということで、むかついたので帰ったらピレリ買います。
では、帰ったら一緒に走りましょう。