[シリーズ] 桜を撮るならサクラカラー 5 of 8
今年も咲きました。桜。
(今さら桜!?なんて言わないでね。フィルム撮影のため現像によるタイムラグがあります。時差があるのが写真の本来の醍醐味なんですよ)
というわけで毎年恒例のこれ。
かつては国内シェアNo1の座をほしいままにしていた「サクラカラー」の末裔。コニカミノルタのフィルムで桜を撮影しようというこの企画(?) 2009年から初めて、もう5年。コニカミノルタのフィルム事業撤退が2006年ですからそれからもう7年も経つんですね。
手元にはまだ少し、コニカミノルタのCENTURIA SUPER (通称センスー)が残っています。昨年引っ越した際にさらに10本出てきたので、まだ数年はこの企画が続けられるでしょう。
フィルムメーカー自体はなくなってしまいましたが、ネガフィルムの現像の規格はどのメーカーでもほぼ一緒で、センスーも通常のC-41処方で現像処理できますので、このように今でも問題なく現像することができます。
ただし、当然ながらフィルムの有効期限はとっくに切れ、昨年あたりから色や解像度に明らからな劣化が見られるようになりました。また、昨年あたりから急激に街からDPEが消滅していることからして、そもそも現像サービスがいつまで続けられるのかもわからなくなってきました。コンビニは最後の砦だったローソンもすでに現像サービスを終了しています。
そんなわけで滅びゆくフィルム文化と、すでに滅んだコニカミノルタフィルムに敬意を表しながら、シャッターを切っていきます。