[シリーズ] 九州編2007 4 of 7
今考えると、今回九州に行ったもっとも大きな目的は、リンクの貼り直し作業だったと思います。
いまはおやすみ
RICOH Caplio GX8 | ISO100
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庭(左右逆にスキャンしちまったorz)
PENTAX LX | SMC-M20mm/F4 | KONICAMINOLTA CENTURIA SUPER 400
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そもそも僕は親戚とはずいぶん疎遠になっていて、祖母の葬儀にもその前の祖父の葬儀にも出席しませんでした。にもかかわらず今回仕事を休んでどうしても法事に出席したかった理由があります。それは、ここで会わなければ一生会わないだろう人が何人もいるからです。
遊び部屋・・だった所
PENTAX SuperA | SMC-M20mm/F4 | Kodak Tri-X
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従七位に叙する
PENTAX SuperA | SMC-M20mm/F4 | Kodak Tri-X
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子供のころは叔父さんや従兄弟にもちょくちょく会っていましたが、そういう人たちともう20年近く会っていませんでした。にもかかわらず、その間も「いつかまた会うんだろう」と漠然と思っていました。
柏手は音を立てずに
PENTAX LX | SMC-M20mm/F4 | Kodak Tri-X
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終わりです
PENTAX LX | SMC-M20mm/F4 | Kodak Tri-X
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しかし、祖母が亡くなったことで状況は変わりました。従兄弟たちとの共通の居場所はここで消滅し、今後偶然会う機会はなくなるんだなと感じました。だからどうしても行く必要がありました。このままだと一生会わないかもしれないけど、ここで会っておけばいつでもまた会えるだろうと。つまりそれは、これまで祖父や祖母を経由して間接的に接続していた人たちとの直リンクへの貼り直し作業、なのです。
脇元中尉の水筒
PENTAX LX | M35mm/F2 | Kodak Tri-X
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・・・というわけで、18年ぶりの従兄弟とか25年ぶりの叔父さんとかに会ったわけですが、やはり時間の流れというのは恐ろしいものです。最後に会ったときには小学生だった従兄弟が奥さんと子供を連れて来ていたり、一番年上の叔父さんが記憶の中の人とはほぼ別人のおじいさんになっていたり。そこはタイムマシンで突然未来に飛んできたかのような不思議な空間でした。周りの田園風景を見る限りでは時間が止まっているようにしか思えないのでなおさらでした。