風張峠ヒルクラ4回目

いよいよMt.富士ヒルクライムまであと2週間。

本格的な練習はこれが最後の予定です。

・・・が、、結論から言うと完敗でした。


前回走った後にちょっと右膝が痛かったため、念のため2週間練習を中止し足を安めていました。ちなみにその間は登坂だけでなく実質自転車に乗っていません。そのため体力も落ちている可能性があります。で、完治したと思われるので再び走ってみました。

寝不足のまま早朝の輪行、いつもと同じく武蔵五日市からの出発となりました。今度こそは拝島から走ろう、と思っていたのですが朝のテンションでは「いいや目的地まで乗っちゃえ」とついつい輪行で来てしまいます。

適当にストレッチを済ませ、スタート。今回は心拍計もつけてきました。檜原村までは軽く走って、TTスタート。檜原街道を順調に登ります。しかしなんだかおかしい。スピードはいつもくらいなのですが心拍数が高すぎる。勾配3%程度のアウター走行区間なのに、170を越えている。おかしいな、と思いながらそのまま数キロ走っていると、今度は例の右膝が痛みだしました。

「しまった・・・」

一応「腸脛靭帯炎」というやつらしい、ということは調べてあり、「しばらく休む」「クリート位置を見直す」などの対策は一応していたのですが、あまかったようです。ただ、まだ痛いというよりは不快感程度なので、とそのまま走行。腸脛靭帯炎は悪くすると長引くので「痛んだらすぐ中止」が基本だそうですが、本番まで走れないとなると今日は走らねば・・・という気持ちが優先してしまいました。本番で走れなかったら意味ないのにね。

その後そんなに痛みは増すことなく、上川乗の交差点をいつもくらいのタイムで通過。ギアをインナーに入れ、ときどきダンシングを挟みながら登ります。心拍数はなぜかもう100%(推定値)を越えてます。息は上がり、水分補給もいつもの2倍以上と上まで持たなそうな勢いです。

そのうち呼吸が乱れ、ペダリングのテンポも調子が悪くなります。、今度はなぜか心拍数が150台にガクンと落ち、上がらない。そしていつもならサクッと登ってしまう数馬手前の坂で、左足が重くなってきます。どうやら気づかないうちに右足をかばうために左足中心のペダリングになっていたようです。そしてついに、料金所の2kmほど手前で、足をついてしまいました。
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ヒルクライムというのは恐ろしいもので、一度足をついてしまうとそう簡単には走れません。木陰で休憩しながら、次々と登っていくローディたちを見送ります。中には数分前に僕に追い抜かれた人々もいます。結局そのまま20分程休憩し、手持ちのドリンクはあと2口くらいしか残っていないため登れるかどうか考える。「右足の事も考えると引き返すのが無難か」とも思ったのですが、なぜか足が勝手に峠に向かってペダルを漕ぎ始めました。途中で自動販売機を発見し水分を確保。そこでさらに5分の休憩を行い、いつもならすでに到着しているであろう1時間5分あたりに再び登坂開始。で、なんとか都民の森まで到着。

リザルト:1時間33分7秒

第一区間がほぼ前回どおり、第二区間は話にならないとして、第三区間は2分遅れ。

おそらく原因は2つあります。

一つは右足。こいつが原因で遅れた分は多分5分かそこら。休憩を除いた走行時間は1時間9分なので、前回よりも5分遅い。休憩したのに5分遅いのだから7分くらいかもしれない。それは右足と、それをかばった左足、それからそのためにリズムが崩れた問題。

もう一つは、体力全般の問題。前回足を痛めたため、練習をサボっていた。これは仕方がないことのような気もするけど、言い訳のような気もする。実際痛みは数日で治まったので軽い走行には支障はなかったはずだし、エアロバイクだってローラー台だって軽い練習はできたはず。それからなんと言っても前回は「軽く走って1時間3分台」だったため、そこで気が緩んでいたのもあると思う。「今なら本気で走れば1時間切れるんじゃね?」という気持ちでいたのかもしれない。それで食事も雑になっていたし、前日の睡眠も遅かった。集中力も落ちていた。そういうことなのではないか。武蔵五日市~檜原村間だけではアップが足りないことは前回も感じていたのに、今回も拝島スタートにはしなかった。そう、腸脛靭帯炎の主原因がアップ不足なのを知っていたにも関わらず。

というわけで、自業自得。結局本番にちゃんと走れるのかどうかわからないまま、最後の練習は終了した。

以後、腸脛靭帯炎に関して調べたことをまとめておきます。違っていても責任は負いかねます。

<原因>

1.運動前のウォームアップやストレッチが不足していた。←今回はほとんどこれが原因だろう。
2.足がO脚。←そんなことないので関係ないはず
3.ペダリングがガニ股、もしくはつま先閉じになっている。←ガニ股はない。走行時はやや内股。クリートは今回はやや前開き(逆ハの字)に付けてみた。
4.サドルが低すぎ。←そういえば前回からサドル変えたので関係あるかも。でも低すぎってことはないだろうな。
5.その他ポジションの問題。←サドルの前後位置は見直したほうがいいかも。と言っても一番後ろまで引いてるので前にしか調整できない。これもどっちかっていうと後ろの方が言いような気がするな。

<治療と対策>

1.アイシング。患部を冷やすこと。でも日常的には膝は冷やさないように。
2.ストレッチとマッサージ。腸脛靭帯だけでなく腰~膝全体を入念に。
3.腸脛靭帯以外の腿筋を鍛える。←これが弱いと腸脛靭帯への負担が大きくなるらしい。でもピンポイントで鍛えるのは難しいな。
4.たんぱく質、アミノ酸を摂取する。

さて、あと二週間で直せるかな・・・。

2 thoughts on “風張峠ヒルクラ4回目

  1. バード

    あらら、腸脛やっちゃいましたか・・・。
    マラソンの仲間がそれで何人も悩んでます。
    なかなか治らないみたいですね。
    知り合いの一人が教えてくれたトコですが、
    鍼打ってもらうと嘘みたいに症状が治まるそうです。
    その代わりめっさ痛いって言ってましたが。
    有名な選手が結構通ってくるそうですよ
    自分はそこまで追い込んでないのでお世話になったことはありませんけどね。
    内田治療院
    http://www.uchidachiryoin.com/

    返信
  2. わきもと

    そうそうマラソンランナーにも多いみたいだね。
    鍼かー。ちょっと考えてみよう。

    返信

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