[シリーズ] K-7担いでヒルクライム 2 of 8
もはやチャリの話題なのか写真の話題なのか単に個人的な日記なのかよくわからなってきましたが、全部わかる人は少数派だと思うので、わかるところだけ読んでくださいw
今日は、K-7の新機能CTEを試すために、奥多摩でヒルクライムして来ました。
CTEというのはホワイトバランスのオプションの1つです。通常のオートホワイトバランスというのはその画像の中の一番明い色が真っ白になるように白を決めるのですが、欠点としては夕暮れの風景など全体的に色が偏ってる場合に、せっかくのオレンジ色が失なわれて真っ昼間のようになってしまうという問題があります。実際にはそうならないように各社努力してなんでもかんでも真っ白にならないように、たとえば蛍光灯の青緑色は消すけど夕日の橙色は残し、のように頑張っているのですが、原理的にはこれを完全に自動化するのは不可能です。なぜなら光の色をどうしたいのか、残したいのか消したいのか、というのはユーザの好みだしケースバイケースだからです。
で、この問題に対するペンタックスの(K-7での)回答が「基本的にすべてのシーンでホワイトバランスは真っ白にします。白じゃない光をそのまま残したい場合はCTEを使ってください」という潔いものでした。というこのCTEというのは元の光が白くないのであればより白くない方向に強調する、というものです。
なんのことだかわからない人もいるかもしれませんが、こういうことです。蛍光灯のある自分の部屋から白熱灯のあるトイレに行くと黄色い光につつまれます。ところがトイレにしばらくいるとそれが白だと感じるようになり、蛍光灯の部屋に戻ると青白く感じます。このように人間の目は自動的に白を補正しています。
蛍光灯の下でも白熱灯の下でも太陽光の下でも、いつも白が白く見えるのは脳がそう見せているからなんです。ホワイトバランスの問題とは、写真を撮るときに、「入った瞬間の光の色」を撮りたいのか、「慣れた後の光の色」を撮りたいのか、という問題なのです。
僕の場合は思想的にどういう写真を撮りたいのかを機械まかせにして機械に写真を撮らされるのはイヤなのでこれまで色は撮った後にパソコン上で決めていたのですが、K-7に関してはそれを撮影現場で決められるのかもしれない、ということでCTEには興味が沸きました。
そういうわけで、CTEを使っての撮影をしてみました。ちなみに前回の最後の一枚もCTEです。本当は夕暮れにテストするのが一番なのですが、残念ながらまだ梅雨で夕焼け空はほとんど見れないので、今回はホワイトバランズが夕焼けの次に悪さをする「緑にかこまれた場所」での撮影をしてみます。
場所は前回と同じく奥武蔵自走、朝4時出発!・・・と思ったんですが、前日にツール・ド・フランスのネット中継を最後まで見ていたら寝るのが遅くなり、起きたらすでに9時半。しかたなく行き先をいつもの奥多摩に、しかも輪行に変更。武蔵五日市到着が正午。いつもなら帰る時間です。真っ昼間の奥多摩は初なので気温が気になったのですがこの日はけっこう涼しく、心配したほどではありませんでした。
いつものルートだと都民の森までひたすら走ってしまうのでところどころ寄り道しながら進みました。地図がなかったので先に何があるのかよくわからず、方向だけで山の中に入って行きます。いつもの奥多摩とは違う雰囲気。
さすがに川沿いの道は風がひんやりします。天然クーラーききまくりです。しかもまさに求めていた「緑に囲まれた空間」です。この辺は地元の人しか通らないところのようで、車も来ずとても静かです。利用者が増えるとあれなので、場所は秘密にしておきます。
PENTAX K-7 | DA18-55mm AL WR | ISO200 | ノーマル(+1,0,0,(+1,-1,0),+2) | CTE
知らない山間に入ってすすんでいく気持ちは、あえて言えばファイナルファンタジー。キノコ岩街道かマカラーニャの森か。あ、FFXまだクリアしてないや。
PENTAX K-7 | DA18-55mm AL WR | ISO200 | ノーマル(+1,0,0,(+1,-1,0),+2) | CTE
今日は「別に都民の森や風張峠には行かなくてもいいや」と思っていたので、十里木のキャンプ場のあたりから右折して檜原街道からはどんどん離れて進みます。この辺はマスやヤマメの管理釣り場がたくさんあります。一応自然の川なんですが仕切ってあってほとんど釣り堀です。一日4500円だそうで、ちょっと高いなとは思うもののその場で釣った魚をバーベキューなんてやってるのを見ると、ストイックな渓流釣りとはまた違う楽しさがあるようです。フライ専用エリアも用意されていて、狭いながらもフライロッドをフリフリやってますね。この狭さなら日本式毛鉤釣りの方がやりやすそうなんですが、そこはこだわりなんでしょうか。
この日は都議会議員選挙の投票日前日とあって、選挙カーに何度もでくわしました。なんとこの選挙区には大統領も出馬しているようです。いったいどこの大統領なんでしょう???
PENTAX K-7 | DA18-55mm AL WR | ISO200 | ノーマル(+1,0,0,(+1,-1,0),+2) | CTE
さきほどから「落石注意」の看板が目立ちます。この「落石注意」ですが、標識の絵はたいてい車の上から石が転がってくるものになっているので、「上に注意して走行し、上から石が起きたらよけなさい」という標識だと思ってしまいそうですが、実はそうではなくて「道路に石が落ちているかもしれないので気をつけて下さい」という意味です。上から落ちてくるものをよけるのは非常に困難なのでそのときは運が悪かったとあきらめましょう。
この辺はもともとこの看板が多いのですが、最近急遽立てられたものと思われるものも多数あります。梅雨の大雨で地盤がゆるんでいるんでしょうか。・・・と思っていたらなんと通行止めの標識が。
PENTAX K-7 | DA18-55mm AL WR | ISO200 | ノーマル(+1,0,0,(+1,-1,0),+2) | CTE
もともとこの先に何か目的地があるわけじゃないんで通行止めでもなんでも関係ないんですが、とりあえず進みます。
PENTAX K-7 | DA18-55mm AL WR | ISO200 | ノーマル(+1,0,0,(+1,-1,0),+2) | CTE
しばらく進むと鍾乳洞の入口に到着。しかしビンディングシューズで入るようなところじゃないだろうということで行くのはやめ、前に進んでも通行止めらしいのでUターン。
いつもの檜原街道に戻り、いつものルートをいつもの速度で走行。こうなると写真を撮るのを忘れてしまいます。檜原村役場前の交差点で試しに右折。こっちは来たことがないんですが、滝があるらしいということでどの辺なのか確認するために行ってみます。と思ったらすぐ近くでした。歩いてのぼらないと行けないようなのでまた今度。そのまま進んでも風張峠に行けるのですが、白石峠も登れない足で風張林道にチャレンジするのは無謀なのでそっちには行かず、檜原街道に戻ります。
午後にこの辺を走行するのは初めてなんですが、午前中ほどにはローディの姿は多くは見られませんでした。檜原街道も土砂崩れの跡がいくつか見られ、工事中の片側通行の箇所がいくつもありました。
PENTAX K-7 | DA18-55mm AL WR | ISO200 | ノーマル(+1,0,0,(+1,-1,0),+2) | CTE
檜原街道を10キロほど上ったところにある上川乗の交差点で、今回は左折。甲武トンネルに向います。GARMINによると勾配は5~8%前後、たまに10%。GARMINはちょっと高めに出るようなので10%にはならない程度でしょうか。ちょうどヒルクライムの練習にはいいくらいです。ドンドン登っていき、GARMINの表記で標高600mくらいになったところで到着。思ったより近かった。
PENTAX K-7 | DA18-55mm AL WR | ISO200 | ノーマル(+1,0,0,(+1,-1,0),+2) | CTE
このトンネルの向うは山梨県。車はほとんどいないのであっち側に行ってみようかと思ったんですが、その先の道は調べてないし、もし大月まで行ってしまったら帰ってくるのが大変(輪行グッズは五日市に置いてきた)。楽しみは次回にとっておきます。
(あとで調べてみたら鶴峠の先から奥多摩湖に出る道があるようなので、風張峠を含めた周回コースができそうです)
ここからは上川乗にもどり、都民の森へ。一応料金所跡からタイム計測。13’01’’。まぁ可もなく不可もなく、いつもどおりです。今回はクロモリラレーなのでまあいいほうかな。
都民の森着は16時ごろ。ここは16:30には閉館で17:30には駐車場も閉められるらしい。いかにも都営らしい。ということは休憩するにはギリギリの時間だったわけだ。どおりでローディもすくないわけだ。
で、CTEの具合はどうか、というと・・・正直よくわかませんでした。
ノーマルと撮り比べた写真もあるにはあるんですが、見くらべてもあまり違いがわかりませんでした。なので今回の写真の色は別に「CTEだとこう撮れる」というサンプルではありません。やはり夕暮れや早朝に試すしかないですね。
K-7いいですねぇ。ところでロードバイクでどうやって一眼を担いでらっしゃるんですか? 私はロードに乗るときは、ニコンのコンデジをウエストポーチに入れています。一眼ほしいんですが、ウエストポーチには入りそうにないので、そこがネックになっています。
NorthFaceの小型のメッセンジャーバッグです。サイトに行ったらピッタリおなじ物が見つからなかったので、今度写真アップしますね。
西多摩郡檜原村
生藤山
生藤山(990m、神奈川県相模原市、東京都西多摩郡檜原村) 茅丸からスグ。山頂は狭くて、ここで休憩してもしょうがありません。でも、ガ…