[シリーズ] クリパシで行く62回ピースボートの思い出し日記 18 of 22
ついに来ました。アムステルダム。
一度は行ってみたい、とずっと思っていたここアムステルダムに来てしまいました。海面より低い街、チューリップ、風車・・・。カラフルで明るくてポップなイメージを持っていましたが、来てみるとやっぱりそんな感じです。残念ながらチューリップも風車も見てませんが、街中の看板や建物はこれまでのギリシア、イタリア、フランスとはまったく異なる色。
街並みや公園などを見ていて「あ!」と気づいたのですが、アムステルダムの風景はそれらのヨーロッパの各地の風景というよりはむしろ日本の地方都市の風景に似ているのです。街中の写真はほとんど撮っていないのでお見せできないんですが、アムステルダム中央駅周辺はたとえば広島駅周辺なんかと似てますし、ゴッホ美術館横の公園は日比谷公園とか僕の地元熊本の二の丸公園とかそんなのと同じ雰囲気です。もちろん違うといえば全然違うんですが。
しかし、それはよく考えてみれば当然なんですね。江戸時代には西洋というのはほぼイコールでオランダのことだったわけだし、開国後西洋化していく過程でも都市開発においてオランダの影響を色濃く受けているのは想像に難くありません。そういうわけでアムステルダムは非常に歩きやすい、親しみやすい街でした。
土地が平坦なせいか自転車に乗っている人が多く、レンタル自転車屋も多く見かけられます。乗ってみようかと思ったのですが、港の近くの店では残念ながらすべて貸し出し中のため借りれませんでした。自分のチャリを持ってきてここで乗れたらどんなに楽しいだろう、とちょっと想像しました。
オランダの自転車はデザインも日本のものとはかなり異なり、乗っている人の姿勢もちょっと不思議な感じでした。
6月末とはいえ、かなり緯度が高いため日本の桜のシーズンくらいのちょっと涼しめの気候でした。
そうそう、当初の予定ではここアムステルダムで船を降りて帰国する予定だったのですが、仕事が終わらないため急遽延長することになりました。しかしそれには大きな問題があります。船はこれからさらに北上しノルウェーやアイスランドに向かうのですが、アムステルダムで帰るつもりだった僕は夏服しか持っていなかったのです。
そんなわけで、アムステルダムでの最大のミッションは「防寒着の入手」。アイスランドでも快適に過ごせつつ、帰国時の荷物にならない、しかもたった1週間しか使わないのでそんなに高くない、そういう防寒着を見つけなければならないのです。
ヨーロッパの物価は高騰しているし、目につくのは良さげなブランドものばかりだったのでちょっとビビりながら物色していたら、市場で中国製の安いウィンドブレーカーを発見。こういうときは「オランダまで来てなぜあえて中国製?」と思ってしまっては敗北です。必要ならどこ製でも良いのです。
そうそう、それでアムステルダムといえば、ゴッホ美術館。ここに行きたかったんですよ。いつかは行くぞ~!と思っていたら案外簡単に来てしまいました。ゴッホは日本での人気が高いので見る機会は多々ありますが、これだけの量をまとめて見れるのはここだけでしょう。多分。
フランスに引き続き、美術館を出てモチベーションが上がってるところでいつもの15分スケッチ。美術館から歩いて5分くらいの運河です。
では、次はベルゲン(ノルウェー)です。
空がキレイですね。
やっぱりフィルムがいいですね。
久しぶりにポジ使ったけど、やっぱネガと違ってすごい色が出るね。
空の色がホントにいいっすね。
やーなんか釣り行きたいっす。
そうそう、青空を見ると、釣り行きたくなるよねw